【レビュー】一歩踏みこんだコミュニケーション 自分のことは話すな 吉原珠央著

自分のことは話すな自分のことを話すな
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自分のことを根掘り葉掘り聞かれるのが

あまり得意ではない私。

「自分のことは話すな」という

タイトルから

自分のことをさらけ出せないがために

相手とのコミュニケーションに

消極的になってしまう人には

豊な人間関係を築ける一歩となる

本ではないかと期待して

読んでみました。

一歩踏みこんだ質問をしてみよう

人が不幸に見舞われた時

(災害や身近な人が亡くなったりなど)

その話題は安易に口にしてはならないような

風潮がありますが

著者はあえて

仕事で重要と思える人や

プライベートで仲良くなりたい人には

一歩踏みこんだ質問をしてみるべきだと

記しています。

それは

知ることによって不用意な話を

しなくて済むからです。

しかし、その時相手の悲しみが

蒸し返されることがあり

不愉快な思いをさせてしまうことも

あるかもしれませんが

相手の気持ちに寄り添うような

言葉をかけられると逆に

その相手に一歩近づくことができます。

反対に相手の状況をスルーしたり

無言になってしまったり

別の話題に変えようとしたりすると

相手との間に溝ができてしまうと

著者は記しています。

自分自身、振り返ってみると

確かに大切な相手に対しては

誤解を恐れず、一歩踏みこんだことを

尋ねているように思います。

そうしない場合、すなわち

相手の状況にあまり触れたくないと

思うときはその相手に対して

距離をおきたい時なのかも

してません。

「いかがですか?」は使わない!

相手に質問する時は

「いかがですか?」と聞いてしまうと

「そうですねー」と質問に答えるまで

少し時間がかかってしまう。

それは、質問の答えの範囲が広すぎて

答えを絞るのに時間がかかってしまう

からだと著者は記しています。

そこで、範囲や時間を制限する

例えば「直感で」「一つだけ」や

「あえて選ぶなら」などを質問に

加える。

答えの自由度や個性は半減してしまい

ますが、

意思決定は早められるし

相手も答えやすくなります。

宗教 政治 病気の話題をしてみよう

これらの話は、それぞれの価値観が大きく

反映されて

なかなか話題にしにくいのですが

あれて、相手に一歩近づくために

相手の価値観に迫ってみようと

いうことでしょう。

ただし、ここでも自分の価値観で

相手の話を遮るようでは

逆効果なので、徹底して相手の価値観に

寄り添うように

しなければならないでしょう。

確かに、相手は自分の大切に思っている

ことを肯定されると

ましてやこのような繊細な

話題で全肯定し共感されると

相手から好印象を受けるでしょう。

しかし、ここでも自分の価値観は

いったん隠し置いておかなければ

ならないので若干のストレスは

生じることでしょう。

それだからこそ

信仰 政治 病気の話題はある面ダブーで

ある面では相手との関係を作る

ベストチャンスにもなるということ

ですね。

「私も!」と相手の話を奪わない

著者は、相手に共感しようと

自分の経験を話すまではいいんですが

相手の話を奪ってしまうケースがあると

紹介しています。

結局、自分の話だけして相手のことは

何もわからず、商品を勧める。

これは、印象としては悪くはないが

違和感を覚えるということです。

たとえ

自分が同じ経験をしていたとしても

まずは、相手の話を遮ることなく

最後までしっかり聞く姿勢を

持つことが大切なのですね。

「本気のゴマすり」をしよう!

「ゴマすり」なんてあんまり聞こえがよく

ないのですが

本気なら良いようです。😆

それは、相手を喜ばせたいという

サービス精神が根底にあるからだと

著者は考えているようです。

ただ、あからさまに気持ちもない

トンチンカンな「ゴマすり」は

不快感を与えるだけですよね。

そこで、著者の紹介する

「本気のゴマすり」には

リサーチ力と想像力が

必要だと記しています。

外見や内面の特徴や魅力を伝えたり

SNSのアカウントを確認し

その記事や画像の感想や質問をしたり

することなどです。

「本気のゴマすり」は相手との距離を

縮めることになるでしょう。

まとめます

イメージコンサルタントの

プロの著者が書いた

本書のコミュニケーションの技法は

下手をすれば

相手に誤解を与えかねないことが

あるように思います。

そう思って私は避けてきた内容でした。

言葉に敏感な人を傷つけてしまうと

思っていたからです。

しかし、

それは発信する言葉が目的を持たず

曖昧で自信が持てなかったからだ

という事がわかりました

本書で言いたいことは

「発信する言葉に魂を込めろ!」と

いうこと。

そうすれば、従来の際使えない

コミュニケーションから

一歩踏みこんだ強固な人間関係を

築くことになるのです。

本書はその一助になることでしょう。

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