【手洗い】ウイルスに石鹸は効果的なのか? ウイルスは生きている 中屋敷 均著

ウイルスは生きているウイルスは生きている
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インフルエンザなどの流行時は

石鹸での手洗いが勧められますが

胃腸炎などを起こす

ノロウイルスには、石鹸の効果が

が不十分だとされています。

なぜ、ウイルスによって石鹸での

手洗いに効果があったり、なかったり

するのでしょうか?

少し興味があったので

本書を読んでみたいと思います。

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著者紹介

中屋敷 均 (なかやしき ひとし)

1964年、福岡県生まれ。

京都大学農学部農林水産学科卒。博士。

神戸大学大学院農学研究科教授

(細胞機能構造学)

専門分野は

植物や糸状菌などを材料にした

染色体外因子(ウイルスやトランスポリン)

の研究。

著書に「生命のからくり」がある。

細胞とウイルス

私たちの細胞とウイルスのイメージは

どちらも病気を起こす悪いやつ!

ということだけであまり違いなどは

考えたことがなかった。

しかし、最近はウイルスについて

これでもか!っというくらい考える

機会があったので

この際、この名前の違う悪いやつ

“細菌“と“ウイルス“の違いくらいは

なんとなく知っておきたい。

細胞は小さなお部屋を持っている

細胞=cell : セル 小部屋を意味する。

細胞を顕微鏡で見るとコルクのように

小さな部屋に分かれている。

この小部屋を持つか持たないかで

細胞かウイルスは区別できる。

細胞は壁に隔たれて行き来できなく

なっている。

細胞という独房には

DNAとリボゾームがあり

DNAには設計図

リボゾームには3Dプリンターがあり

誰にも邪魔されず黙々とそれぞれが

必要なものを作って暮らしている。

また、DNAは分身することができて

二人に分かれては部屋を2倍の大きさにして

区切ることもできる。

この区切っている壁の成分は

「リン脂質」で細胞の中の水が

あっちこっちに移動しないように

脂の膜のような働きをしている。

ウイルスは家なき子

ウイルスはこの壁を持たない

いわいる「家なき子」。

家がない代わりにレインコートを着て

彷徨っている。

お腹も空くし寒いし…

極限に達した家なき子は赤ずきんに

出てくるオオカミのごとく

細胞に侵入してきます。

一人一部屋で快適に暮らしてしたのに

ウイルスが入ってきて

勝手に3Dプリンターを使って自分の

好きなものを作ったり、

ウイルスの分身を増やしたり

傍若無人の振る舞いで元から居た

DNAたちがたじたじお手上げ状態。

増えまくって意気揚々と細胞の外に

出ていきます。

細胞壁の一部を剥ぎ取って出ていくウイルス

ウイルスの種類によって違うのですが

細胞から出ていく時に

細胞壁の一部を剥ぎ取って出ていく

タイプのウイルスがあります。

これは次に宿主に馴染みやすいように

細胞の構造に似せるためなのです。

石鹸が効果効果を発揮するウイルス

細胞からの脱出のために

「エンべロール」を持つウイルスは

細胞の一部をまとって出ていくので

細胞壁の成分の「リン脂質」が

ウイルスの本体(エンベロール)を

包んでいるのですが、石鹸は

その「リン脂質」の構造を破壊してしまう

ため、

石鹸での手洗いが有効になります。

インフルエンザや多くのウイルスは

この「エンベロール」を持ちます。

しかし、ノロウイルスは「エンベロープ」を

持たず。

「リン脂質」をまとっていないので

石鹸が効果を発揮するとは

言えないのです。

まとめます

ほとんどのウイルスは

この「エンベロープ」を有するので

石鹸の手洗いは有効なのでしょうが

ノロウイルスのようなものは

次亜塩素酸のような

なんでも破壊してするような

もので予防しなければ

ならない。

何が流行しているかによって

予防方法が違うということです。

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