【才能】仕事探しは自分さがしなのか? 座右の諭吉 斎藤孝著

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誰もが自由に職業選択ができる時代。

だったら、自分に向いている仕事をしたい。

生きがいややりがいのある仕事は

なんだか楽しそう。

生活しながら自己実現もできる。

では、自分に向いている仕事とは

いったいなんでしょう。

斉藤孝著の『座右の諭吉』紹介

著者は斎藤孝。

私が知ったのは子供が見ていた

NHKの教育番組「にほんごであそぼう」の

企画、監修をされていたことから

その関連で出版された絵本を子供に

買ってあげたのがきっかけですが

テレビのコメンテーターなどにも

出ていてマスメディアでも活躍中の

先生です。

そしてこのように世に出てくるまでの

長い修行時代に共感していた書物

『福翁自伝』を読んで自分に似通ったところ

があると思い

それを「生きる指針」として紹介している。

諭吉から教育や事業について学ぶべき

ことが分かりやすく書いている本です。

諭吉がなぜ後世に残る仕事ができたのか?

福沢諭吉はお札といえば聖徳太子の座を

奪っただけあって『学問のすゝめ』や『文明論之概略』

などの名著を残し、慶應義塾の創設者。

しかし、著者は諭吉のことを

決して滅多に世に現れないほど優れた

天才というわけではなかったと

言っています。

ママ
ママ

いや〜十分非凡だよね。

最大の理由は、その時代には珍しく合理的な考え方を

していたらしい。

「自分探し」は時間の無駄

才能への憧れ

才能という言葉は魅力的だ。

才能をもばす、才能を発揮する

才能を誇示するなど「才能」に

まつわる言葉はいっぱいある。

この魅惑の言葉への憧れが強すぎると

才能を第一義に行動症としてしまう。

しかし、

憧れが強くても正体が掴みにくい

「才能」を中心に動こうとすると

行き詰まりがくると著者は言っています。

才能よりも決断が重要

仕事をしようと考えたとき

「自分はこの仕事をする才能はあるのか」

などと考える前にどうしたら現実突破

できるか

自己プロデュースすることが大切だと

著者は言っています。

例えば、本を書きたいと思った時

「自分の才能を注ぎ込みたい。」

「売れる本を作る才能があるところを

知らしめたい。」と思えば思うほど

一歩も前に進めない。

それよりも現状打開のため何を

真っ先にするべきか意識するところから

仕事は展開していく。

諭吉もソフトバンクの孫さんも

「自分に経営者としての才能はあるのか」

なんてぐずぐずいっていない。

とにかく何事にもスピードを重視するし

決断していく。

諭吉も

日本最初の太平洋横断を果たした

「咸臨丸」に乗りたいと考えたら

その具体的な手段は考えても

「咸臨丸に乗ってどうするのか」とかは

考えていなかった。

なんかいいかも程度でいろんなことを

成し遂げていったのです。

内なる才能はあてにならない

就職を決める若者に向かって

「何か得意なことがあるはずだ」

「自分の才能を見極めろ」

「夢を持たなくてはダメだ」

などと言う人がいるが

著者はどちらかといえば

反対だと言っています。

他人と比較すれば確かに他の人より

得意なこともあるし

何かで実績があって才能があると

判断もできることもある。

しかし、仕事はどのみち自分に才能が

あるからやる、ないからやらないと

いうものではない。

だったら自分自身にそのことを

問わない方が

新しいことにチャレンジしやすいだけ

得である。

諭吉の場合もオランダ語から英語に

切り替えると決断するときも

「オランダ語は得意だから」

とか「語学の才能があるのか」

などと考えずにこれからの世の中の

需要を見極めて判断するだけだった。

才能や得意よりも必要に迫られる方が

頑張れて結果も出るのだと

著者も言っています

まとめます

自分の能力や才能を仕事に活かせたら

良いと思う考えは確かにありますが

そのことがかえって実行を遅らせたり

行き詰まりをみせたりしているように

思います。

やりたいことがあるなら自分の内なる

才能なんか関係なく即行動あるのみです。

案外そうやって頑張ったものの方が

良いものになったりしていることは

多くの人も経験していることです。

座右の諭吉
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