キャリアアップに疲れたら『にんげんだもの』相田みつを著

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後輩の人生相談に乗っていると

自分はいったい何を言っているのか

わからなくなってしまう時が

あるのです。

「あ〜疲れたな〜」

そんな時に読みたくなる本書は

ごじゃごじゃした感情を整えるのに

適した本であり

いつも机の片隅に

控えさせている一冊です。

今日は本当に疲れたので

励まされた言葉を紹介します。

そのキャリア切り捨てることができますか

花を支える枝

枝を支える幹

幹を支える根

根はみえねんだなあ

みつを

「人間だもの」相田みつを著

他人から見れは青々と茂った立派な木

毎日、上に伸びることばかり

考えていました。

それは、

人に認められたい虚栄心だったり

裕福な暮らしに憧れて

お金をたくさん稼ぐことだったり…

だから、目に見える

葉や枝を大きく伸ばすことに

夢中になっていました。

そして、

土台となる“自分自身“をすり減らして

暮らしていました。

人から見えない“根“を

深く張ることを忘れていたようです。

ただ、ある日気がつくのです。

この、雑然と伸びた枝葉を

持ち続けることのしんどさに…

あ〜私自身はそんな立派な木では

ないのでしょう。

花が咲いても枝が伸びても

それを支えるだけの“根“の力が

ないのです。

とても、くたびれます。

こんな日々が続くと思うと

ゾッとします。

けれど、たわわに茂った枝葉は

みんなの羨望の的なのです。

だから、持ち堪えたいと願います。

いつまでも人々にそのように

思われたいからです。

でも、限界が来ました。

この

羨望の的になっている枝葉を

保ち続ける根拠(根)が細く

疲れてしまったのです。

切り捨てられますか?

どうにか、持ち続けたまま立っている

ことができないかと

頑張ってみましたが

やはり、これ以上は

オーバーワークになってしまいます。

そう気がついたとき、

今までのキャリアを捨てることに

しました。

全く違う道に進むわけでは

ありませんが

それは、

人から認められることでも

派手なことでもありません。

それでも、なんとか生きていくための

消極的ではありますが

それなりに、勇気のいる生活の

智恵でした。

それは、人からは

「もったいない」と否定的な

意見を浴びさせられることでも

あったのです。

そう聞くと

「寂しい」という気持ちも

持ってしまいます。

切り捨てたお陰で…

しかし、今の自分の“根“にあった

細い幹に支えられるだけの

わずかな葉だけを残して

バッサリ切り捨てたお陰で今では

目に見えないし、

誰から認められるわけでもないけれど

自分自身で根拠を持って

力強く発信していくことが

できるようになりました。

青々と茂ったみんなに注目を浴びる

枝葉を切り捨てるのは勇気がいる

ことですが

切り捨て分、

それ以上の実りをつけても

疲れるどころか

充実感を抱くことができる

誰にも見えない“根“を張ることが

できました。

まとめます

多くの木々は、剪定をしたり

枝をはらうことによって、

それ以上に大きくなっていくのが

わかっています。

それでも

バッサリと切り戻してしまうのは

「こんなにも成長しているのに」

「こんなに立派なのに」と

もったいない気がして

剪定するのに

躊躇していると

もじゃもじゃの木になってしまうことが

あります。(うちの植木)

著者は人間にもこの植木のように

時にその植木(自分)の力を信じて

刈り込んでいく勇気が

次のステップに向かうためには

必要なことなのであるということを

伝えたかったのでしょう。

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