ウイルス感染を予防するビタミン『100年ライフのサイエンス』樂木宏美監修

100年ライフのサイエンス100年ライフのサイエンス
スポンサーリンク

米国で人気ランキング1位の

サプリメントは

「ビタミンD」なのだそうです。

ちょっと、意外な気がするのは

私だけでしょうか?

「ビタミンD」と聞けば

“骨を丈夫にすると言うイメージ

ですが、最近は

感染症予防にも注目を浴びています。

本書でも取り上げられているので

紹介します。

スーパー栄養素?ビタミンD

健康寿命を伸ばすための要因として

食生活が重要ではありますが

日々の生活で必要な栄養素を

過不足なく取るのは

至難の業です。

そして、日本では売り上げ上位に

顔を出すことのない「ビタミンD」が

米国では最も購入されている

理由とはどこにあるのでしょう。

不足がちなビタミン・ミネラル

20歳を境に細胞や組織の老化が始まり

傷ついた細胞を修復しょうとしますが

その時には様々な栄養素が関わって

来るのですが

たいてい日々のからでは

不足気味なのです。

三大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)を

バランスよく取ることはもちろんですが

微量栄養素の取り方にも

気をつけて配らなければなりません。

そこで米国で人気ランキング1位の

「ビタミンD」の不足が問題となります。

日本では、米国ほど

「ビタミンD」の重要性の情報が

あまり広まっていません。

ビタミンDの効果

最近では「ビタミンD」の働きが

骨に関することだけではなく

多岐にわたることがわかってきました。

「ビタミンDはフレイル(虚弱)、感染症

 がん、糖尿病など、不足が続くと健康寿命を

 阻害するリスクに関わる栄養素」と

 言われるようになりました。

骨の健康維持はもちろんですが

ビタミンと言いながら

実際はステロイドホルモンの一種で

多くの細胞の働きを調整しているのです。

新型コロナ感染症予防にも注目

筋肉と骨の維持以外にビタミンDには

様々な疾患リスクの軽減作用や

多様な抗老化効果のあることが

明らかになっています。

「ビタミンDを受け取る受容体が

 T細胞やB細胞など多くの免疫細胞に

 存在することから

 免疫機構の維持にビタミンDが

 重要な役割を果たすと考えられています。」

免疫機構を活発にしてくれそうですが

ビタミンDを取ることで

インフルエンザなどの急性気道感染症の

罹患リスクが下がるかどうか調べた

25の試験の結果を総合に解析すると

全体でリスクが12%減少し

特に血中ビタミンD濃度が10ng/ml未満という

かなりの欠乏があった人では

42%のリスク低下が見られたという

報告がされています。

この結果から2020年8月現在、

新型コロナウィルスとビタミンDとの

関連も調査が開始されています。

がんや糖尿尿予防効果に期待

がんリスクとビタミンDの関連の

研究もなされており

乳がんでは、ビタミンD20ng/ml未満の人に

比べて、

60ng/ml以上の女性では発病リスクが

82%低かったというデータがあります。

大腸癌では27%低いようです。

日本人の“国民病“である

米国の調査では

2型糖尿病の発症リスクも82%

低くなるようです。

日本は日立の従業員で調べて結果

罹患率は37%低い結果が出ています。

ビタミンDの血中濃度を上げるには?

サプリメントを取るのは

もちろん良いと思いますが

食事からでは

ビタミンDを多く含むものは

魚類・きのこ類などです。

日本は海に囲まれているので

好条件なのですが

最近は魚の摂取量が減っているので

日本人のビタミンD不足には

そのようなことも原因なのかも

しれません。

きのこ類も多く含まれていますが

魚ほど量が取れず

生理活性が低いといえます。

後、食事ではなく日光浴で

皮膚に紫外線を浴びることで

体内のコレステロールから

合成されます。

「太陽のビタミン」と呼ばれる

由縁です。

まとめます

日本ではあまり知られていなかった

「ビタミンD」の効果が

ここ感染予防が叫ばれている中

注目を浴びる一つの栄養素に

なっています。

100年ライフのサイエンス
スポンサーリンク
スポンサーリンク
inuimieをフォローする
スポンサーリンク
ぽつのブログ

コメント