【おススメ絵本】ぼくなのにどうしてきみって呼ぶの?『かんがえるカエルくん』いわむら かずお著

かんがえるカエルくんかんがえるカエルくん
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懐かしい絵本が出てきたので

紹介します。

子供が大好きだった絵本。

著者の作品で

「14ひきのシリーズ」童心社

「こりすのシリーズ」至光社では

国内だけでなく、

フランス、ドイツ、台湾などでも

ロングセラーになっています。

大人も楽しめる絵本

全体的にゆっくりで、文字も少ないのに

なぜが深い意図を感じる

言葉の繰り返しで

初め

「この良さが子供にわかるのかなあ」と

思ったりもしましたが

深い意味を感じることとは

関係なく子供は

純粋に“言葉の繰り返し“が

楽しかったようです。

カエルとネズミさんの会話

ミミズさんのかお

口はあるけど…かおがない…

かおがないと…どこのミミズさんか

わからない?

ともだちのミミズさんだか…

しんせきのミミズさんだか…

みずしらずのミミズさんだか…

でも…きっと…ミミズさんには…

わかるんだ

『かんがえるカエルくん』いわむら かずお著

この文章だけでも面白い🤣

ネズミくんもぼくだけど…

ぼくもぼく

ぼくはぼくだけど…

ネズミくんもぼく!

ほんとはネズミくんは…

きみなのに…

ほんとはきみなのに…

ぼくなんだ…

『かんがえるカエルくん』いわむら かずお著

もうカエルくんの人称の疑問が

止まらない!

ちょっと

これが大人なら嫌がられそうな

カエルくん。

でも、些細なことに大切な

真実があるというものです。

カエルくん 

かんがえるのをやすんでいる。

ネズミくん かんがえている。

カエルくん

まだ やすんでいる。

ネズミくん

かんがえてしまった!

カエルくん………。

ネズミくん

いおうかまよっている

いおうとおもっている。

ネズミくん 

カエルくんもきみだよ

カエルくん あ!

ほんとだぼくもきみなんだ。

『かんがえるカエルくん』いわむら かずお著

ネズミくん冷静にフォロー。

ネズミくんの方が早く気づきました。

カエルくんの疑問に真摯に応える

ネズミくん。

二人の純粋さが伝わります。

本書を読んでいるこどもと

同じように疑問について考える

カエルくんとネズミくんですが

読者お子供の理解に近い形で答えを

出しています。

思想家のお友達を持つのも大変だ

また、

ネズミくんはカエルくんの気持ちを

慮って、言おうがどうか躊躇している

ところは大人の配慮も感じます。

子供らしい二人で読んでいる子供は

とっつきやすいと思いますが

少し、大人の世界も垣間見れます。

そして

いつも何か考えている

“思想家“のお友達に

意見を言うのって勇気いりますよね。

ぼくだけの人生はつまらない

ネズミくんは…ぼくがいるから…

きみなんだ ね

ネズミくんが…

ネズミくんだけなら…

きみにはなれない ね

『かんんがえるカエルくん』いわむら かずお著

カエルくんは深いところまで

気がつきます。

ぼくにはなれるけど

きみにはなれない。

ぼくになるよりきみになる方が

難しいですね。

ぼくは一人でもなれるけど

きみは、相手がいないとなれないです。

ぼくが…ぼくだけなら…

きみにはなれない ね

『かんがえるカエルくん』いわむら かずお著

ぼくだけの人生はつまらないですね。

きみがいないと…

なんか、ぼくがきみになるという

気づきって

それだけで、子供が大人になる

一歩ですよね。

二人でいることを意識できて

楽しめるってことは

素晴らしいことですよね。

そんな、人生で大切なことを

優しく語りかけてくれる

絵本なのです。

栗の実(身)になって考える

この絵本を懐かしく思い出すたびに

このページが真っ先に浮かびます。

真ん中の栗って確かに

狭そうーって!

形も平べったいですよね。

人の身になるってこうゆうこと?

心温まる絵本でもあるし

人生の大事を優しく真摯に

教えてくれる

絵本でもあります。

親子で是非読んでもらいたい

絵本です。

かんがえるカエルくん
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