【花の詩人】②詩画に明日を託して『愛、深き淵より』星野富弘著

愛、深き淵より
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本書は24歳の若さで

転落により脊椎損傷になった

元中学生体育教師が闘病の末

残された機能を使って

水彩画を描き、それに彼の心情を

綴った詩を載せ

発表し続けている“花の詩人“に

なるまでの闘病記録なのですが

彼が口に筆をくわえて描いた

絵や詩集が人々の心を打つのは

本書に記されている

数々の心の葛藤や絶望の経験が

その根拠を示しているのです。

時々自分はだだ生きているだけと

感じてしまう空虚感に襲われる時

これを読むとそんな焦りは

どこかへ行ってしまうように

感じられる作品です。

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