【花の詩人】②詩画に明日を託して『愛、深き淵より』星野富弘著愛、深き淵より 2021.01.13スポンサーリンク本書は24歳の若さで転落により脊椎損傷になった元中学生体育教師が闘病の末残された機能を使って水彩画を描き、それに彼の心情を綴った詩を載せ発表し続けている“花の詩人“になるまでの闘病記録なのですが彼が口に筆をくわえて描いた絵や詩集が人々の心を打つのは本書に記されている数々の心の葛藤や絶望の経験がその根拠を示しているのです。時々自分はだだ生きているだけと感じてしまう空虚感に襲われる時これを読むとそんな焦りはどこかへ行ってしまうように感じられる作品です。
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