【感想】対照的な祖国愛 李陵と蘇武『李陵』中島敦著

李陵
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『山月記』などで知られる中島敦の作品で

著者の死後、有名になった作品で

中国前漢時代(紀元前150年ごろ)の

武帝からその次の昭帝の時代の

匈奴との戦いの中

捕虜になった漢の騎都尉(武将)の

「李陵」を中心として

歴史書『史記』の著者、司馬遷と

武将 蘇武を主要人物として

書かれた短編小説です。

同じ武将でも対照的な二人を

登場させてドラマチックに仕立て

司馬遷という圧倒的な

知識人によって引き締められた

小説になっています。

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