【感想】対照的な祖国愛 李陵と蘇武『李陵』中島敦著李陵 2021.01.11 2021.01.10スポンサーリンク『山月記』などで知られる中島敦の作品で著者の死後、有名になった作品で中国前漢時代(紀元前150年ごろ)の武帝からその次の昭帝の時代の匈奴との戦いの中捕虜になった漢の騎都尉(武将)の「李陵」を中心として歴史書『史記』の著者、司馬遷と武将 蘇武を主要人物として書かれた短編小説です。同じ武将でも対照的な二人を登場させてドラマチックに仕立て司馬遷という圧倒的な知識人によって引き締められた小説になっています。
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