②知的なケンカのしかた・10箇条『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』遥洋子著

上野千鶴子東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
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議論の場において勝ったが負けたかを

決めるのは聴衆であると

本書で上野千鶴子の言葉と

して紹介されている。

東大の上野千鶴子教授は

2019年に東大入学式の祝辞が

少し話題になりました。

著者は教授に

ケンカは“とどめを刺してはいけない“と

諭されるのですが

その具体的なやり方を

本書に書いてあったので

紹介します。

ケンカのしかた・10箇条

勝敗はさておきスッキリしたい人に

おすすめの知的なケンカのしかたを

本書を参考に書いていきたいと

思います。

守るための開き直り

結局、自分が可愛いんじゃないか!

→自分が可愛くて何が悪い(間髪入れず)

最悪なのは「だって」で始まる言い訳。

「愛」や「母性」の欠落女性と

攻められることに、女性は特に弱い。

いろいろ困ってから開き直るより

間髪入れずに開き直り発言が

効果があるそう。

ジェンダー専門の教授だけあって

女性の弱点も研究ずみ!

しかし、これに対しては

“愛“や“母性“って何?

時代と共に大きく変化していることを

堂々とアップデートせず平気で

言っているだけなので

開き直った方が勝ち!

守るための質問(わからない編)

本題ではなく

その使った言葉を攻撃する。

相手が無自覚に安易に使用している

言葉や表現に対して

質問する。

「わからない」で最後までいけたら

しめたもの。

相手が守りに使う手らしいが

ここでたじろぐと形成は逆転される。

言い負かしたいがあまり、

はっきり理解していないのに

小難しい言葉を使うと

この攻撃にあいそうだ。

守るための質問(〇〇ってなに?)編

核心を探しているようで

相手の無知を探す。

「それでも家族と言えるのか?」

→「家族ってなに?」

「父親と母親と子供たちよ」

→「母親ってなに?」

わかりきっている言葉でも

的確に端的に答えるのは

即答では難しい。

こうやって、相手が“語るに落ちる“的に

相手に話させてミスを誘う。

相手が高圧的、強制的な場合に

使いたい。

こうすることで

相手は苛立ち、冷静さを失ってくれれば

なお良いですね。

攻撃のための質問(そのまま)編

簡単な攻撃方法。

「言ってみろ。君にとって大切なものは

 なんだ?」

→「あなたは?」

とにかく、相手に喋らせることでは

3、に似ていますね。

これは、単純な攻撃ですが

答えられなくてたじろぐことが

あるという。

質問し返すことであっさり勝てる

こともあるらしい。

私がこれを使うと

「俺が聞いてるねん!」って

言い返されましたけどね。😅

広い知識を持つ

広い知識を持つことでそれがただの

「信念」か「理論」かを

見分けられる。

これは、

普段から専門性のある学習をして

おかなければならないので

にわかには使えない!

ワクを超えた発想をする

これは、少し知的な戦い。

より範囲の広いところまで

考えてられるか。

例えば、

使い捨ての紙ナプキンを使うより

雑巾で拭けいた方がいい

→ゴミが増える。

汚れのひどいものを拭いた雑巾を

綺麗に洗うために

洗剤と水道代をどれだけ使うか?

水質問題、光熱費問題、あと

雑巾の雑菌問題…

いろんな発想で相手の不意をつく。

言葉に敏感になる

相手の言葉に集中して一言一句

聞き漏らさないようにする。

「なんか気に食わないよねー」ではダメ!

言葉に集中し、聞き耳を立てるしかない。

どんな些細な言葉でもいい。

不用意に出た言葉、

無自覚に使われた表現

曖昧になっている言葉

すべて攻撃対象だ。

この集中は大変!

本気で勝ちに行く時にしか

使えない。😢

笑顔を捨て、相槌をせず、

足そろえなくっちゃ

鼻のあぶらおさえなくっちゃ

髪乱れてないかしら?

(これら)皆、捨てる!

ただ、言葉のみに虎視眈々と

集中する。

些細なところから山を崩す。

ただひたすら相手に口を挟ませず

攻撃が止まらない人の場合

無理に分け入って意見をいようとせず

たった一つの破綻した言葉を待つ。

どうしても言われぱなしが

我慢できない場合どうするか?

…どんな相手でも息継ぎはする

その時が口を挟むチャンスらしい😆

間を開けない

「神話ってなに?」

「えっと…」

「それって昔話とどこが違うの?」

「それは…」

「そもそもそんな分類する必要あるの?」

これができる人って負けないよね。

こんな攻撃できる人って…

ここまでなってくると

だんだん現実離れしたテクニックに

なってくるよね。

声を荒げない

言葉を勢いよく全身に浴びさせるように

そっと忍び込み

相手の急所を短剣のみでつく。

威嚇と激昂は別物だ。

声を荒げないことは演出に過ぎない

真の攻撃力はそのシーンに最も

ふさわしい言葉を選ぶことだけ。

叫ばなくても怒鳴らなくても

喚かなくても怖い人っています。

著者は上野千鶴子がその人だと

言っています。

私にとっては

難しいことですね。

感情的にならないようにして

頭を回すことぐらいですね。

勉強する

いや〜そうくるとは

思っていましたよー(⌒-⌒; )

身体を鍛え体力をつけるが如く

頭を鍛え、知力をつけ

頭の瞬発力と柔軟性が………

もう、こうなってくると

女の武器も使いたくなりますよ。

「なんか知らんでど、嫌〜い」

結局、私は今まで、これが一番

相手にダメージを与える言葉だったと

思う。

特に、ロジックでガチガチの人には…

この“おとぼけ“もわかって使えば

簡単でいい攻撃になると

思います。

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