【考察】働かなくていいなら幸せなのか?幸福論 アラン著

幸福論幸福論 アラン
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「あ〜朝から仕事行くのが嫌だな〜」

日曜日の晩のサザエさんを見ながら

「明日からまた1週間仕事か〜」

なんて怠惰なため息が出てしまうことは

多くの人が経験していることでしょう。

じゃもう働かなくてもいい!

お金は一生分あるんだ!とした時

人はやっぱり、

働かないのでしょうか?

本書ではそれが必ずしも

幸せてはないと言っています。

それは一体どうしてなのでしょう?

「考えこむ人間は堕落した動物である」

フランスの思想家ルソーの

書いた言葉を引用しているのですが

人が不安になったり

悔恨の気持ちになるのは

“思考“するからだと

本書では言っています。

人が過去や未来のことを考え始めると

途端に怠惰な気持ちになり

それが堂々巡りになり抜け出せなく

なるのです。

“必要“が必要

仕事をしないとなると

自分の意思と関係なく

出かけていくなり

机に向かうなりが

“必要“や“義務“となります。

この“必要“が

不安や堕落を防ぐ手立てとなると

本書ではゲーテの作品を引用して

言っています。

不安を呼びおこす

未来や過去のことを考えてはいけない

と規則を作ったとしても

それを守るためには

具体的な行動が必要だと

言っています。

この規則は、守られさえすれば

たいへんいい規則である。

しかし、守れるためには

手や目を忙しく働かして

いなければならない。

知覚し、行動すること、

これが真の療法である。

幸福論 アラン著

その反対に思考する時間があると

あれこれ考えても仕方がない

ことばかり浮かんでは消え

堂々めぐりし

そこから

抜けな出せなくなるのです。

思考というものは

必ずしも健全とは言えない

一種の遊戯である

幸福論 アラン著

男女の違い

この“必要“以外の過ごし方は

女性より男性の方が

難しいようです。

例えば、女性ならちょっとした

時間を掃除に使ったり

繕い物、編み物などちょっとした時間に

したりする人があります。

男性はそんな

ちょこまかした利益になる行動は

あまり取らず

カフェに行ったり

トランプ遊びをしたりして

合間の時間を過ごすことが多い。

ママ
ママ

ちょっと時代背景が古いかもですね😅

男性の場合は本書引用すると

男が建設すべきもの

あるいは破壊すべきことが

なくなるときは

たいへん不幸である。

幸福論 アラン著

これは

女性たちの目には

なにかしら追って行うべき

具体的なものを持っているので

過去や未来のイメージが希薄に

なりやすく

今、この時点をしっかり見据える

ことができる。

こんな時、男性は合間の時間の

「思考状態」から抜け出すには

新しい行動や知覚が必要となる。

例えば、

演奏会や劇場へ行ったり

ちょっと危険な旅行へ行ったり

ドライブしたり

無数の義務や仕事で固めたりw

彼らは

世間の中に暮らしがあって

自分の中で暮らしたいのではない

ために

世界を食い尽くすがごとく

行動していく。

“怠惰“や“不安“はこういう生活の時

少なくなるのです。

切迫した行動であればあるほど

恐怖や不安が消え去るという

ことになりますね。

コロナ禍での自失が多い訳

時間の過ごし方として、

自分と向き合って暮らしたり、

自分について考えることに

なんの価値も置いてない人に

とっては

世間の中で忙しく、

無数の義務や仕事に追われて

いることによって

自分の生死について考える

ことが少なく

むしろ消失していたにも

関わらず、

自宅で世間と関わらず過ごして

いると

人と会うことの少なからずの緊張や

仕事や義務から解放された途端

生死について考えることが

多くなる傾向になる。

生いうものは

それほど盤石なものではなく

こんなことでも崩れ去るのである。

生というものは

これを満たせば満たすほど

失う心配がなくなる。

幸福論 アラン著

火事場にでも行くように

駆け回るようにしていれば

“失う“心配がなくなるということでしょう。

まとまとめます

“暇な時間“を

自分に向かい合ったり

自分について考えたりと

世間ではなく

自分に関心を常に向けていれば

不意に時間ができても

うまく具体的に

“ちょっとした仕事“できるのですが

やっぱり女性の方が

これは得意なのかもしれません😆

しかし

男性も

スクラップ&ビルドで

幸福感が得られても

疲れてしまいますよね。

幸福論 アラン
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