【パワハラ】武家社会の「忠」を貫く上司は絶滅危惧種? 大人の道徳 斎藤孝著

大人の道徳
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現在の上司は大変です。

“パワハラ“ “セクハラ“とこれらのことを

企業のコンプライアンスに則って

公正に公平に業務を進めていかなくては

いけません。

そんな今までの「価値観」が通用しない

時代になったことを

団塊ジュニア世代

(校内暴力や就職氷河期を経験)の

私は認識しないといけないのですが

本書ではその考え方が

載せられています。

「どんな指示もパワハラのように思えてくる」

これは上司の嘆きですが

部下に指示を出す時

ときには注意、叱責することも

あるのですが

「パワハラ」と言われるのを

恐れて何も言えなくなってしまう。

セクハラも同様で

相手から

「セクハラだと感じました」と

言われたらそれで

セクハラになってしまうことがある。

セクハラには法的根拠がある

パワハラは法令上は明確に

定義されていないが

セクハラは

「男女雇用機会均等法」が

法的根拠になります。

「対価型セクハラ」

・事業主が性的な関係を要求したが

 拒否されたので解雇する。

・職場内での性的な発言に対して

 抗議した者を配置転換する。

・学校で教師などの立場を利用し

 学生に性的関係を求めるなど

「環境型セクハラ」

・腰や胸などに度々触られ、苦痛に感じて

就業意欲が低下する。

・取引先に自分の性的な内容の情報を

 意図的に何度も流され、苦痛を感じて 

 仕事が手につかない。

・抗議しているにも関わらず

 同僚が業務に使用するパソコンで

 アダルトサイトを閲覧し

 苦痛に感じて業務に専念できないなど

ドラマでは「対価型」はよくやってますがw

「環境型」例えばパソコンを立ち上げたら

アダルトビデオが出てきたら

ちょっと笑い🤣ながらも気持ち悪!って

なりますよね。

昔なら、“ボディタッチも仕事の内“

って感じで諦めていた

私たちの時代からでは大きな

進歩です。

著者も生徒に抗議中は

紛らわしい発言には

気をつけているようですが

“飲み会“の席でもやはりそれは

適応されるので

飲み会にも参加しない方が

無難という考えになってしまって

殺伐とした世の中になりつつあるのは

否めません。

「武士道」を貫く上司は絶滅危惧種?

「おまえら、これやっとけ」だけでも

「おまえ?」「やっとけ?」って感じの

雰囲気の職場。

昔風では「パワハラ」は“グレー“です😆

そして、このような上司を野に放って

いると完全な“ブラック“となるでしょう。

「武士道」とは日本の精神文化の一つで

その徳目(道徳の基本の仁・義・忠・孝)の

「忠」に当たります。

江戸時代までは封建主義社会で

家来は主君の命令どうり

聞くしかありませんでした。

お上が

「腹を切れ」といえば

否応なしに「切腹」せなばなりません😭

しかし、上司が粗相をすると

「諫言」と言って主君を

軟禁したり隠居させたりできたので

主君(上司)というより

御家(会社)に忠義を尽くして

いたと考えられると

著者は言っています。

この「武士道」によって

会社や上司に忠実に働いていく

ことが評価されていた

時代もあったのです。

それが団結力となり日本経済の発展に

繋がったのは言うまでもありません。

しかし、今の時代に「忠」を強いたら

真っ黒黒の“ブラック“に

なってしまいます😆

そして会社にとっても

SNSなどで

「ブラック企業」の烙印を押された日には

もう尾びれ背びれがついて拡散され

それはどうなに頑張っても痕跡を全て

拭きれるものではなく

一気に売り上げも落ち

社員も敬遠して集まらず

会社の存続さえ揺るがすことに

なるのです。

「パワハラ」上司を抱える会社は

同時に“リスク“を抱えることに

なるのです。

こうやって、“パワハラ武士道“上司は

滅びつつあるのです。

まとめます

「パワハラ」とか「セクハラ」とか

ちょっとうるさ過ぎるって

思うこともあるけど

そんな言葉すらなく

そういうことが当たり前のように

なっていた私たち昭和の時代と

比べてら

断然、「今の方がいい」と言うと

思います。

こんなことが「おかしい」と根拠を

持っていえることは素晴らしいことです。

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