美しいものに魅せられる心 一房の葡萄 有島武郎著

一房の葡萄
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ぼくはジムの絵の具がほしくってほしくって

たまらなくなってしまったのです。

胸がいたむほど

ほしくなってしまったのです。

一房の葡萄 有島武郎著

とうとうこの少年は狂おしいほど

欲した絵の具を盗んでしまいます。

しかし、その時少年は

盗んだ海の藍色や船の洋紅色よりも

もっと美しくいつまでも思いに残る

“色“に出会うことができました。

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