【感想】ビリギャル 坪田信貴 受験テクニックより大切なもの

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受験シーズンになると読みたくなるのが

2013年に初版された本。

映画化され内容はあまりにも有名。

学年ビリのギャルが1年で偏差値を

40上げて慶應に現役合格した話。

その生徒を指導した塾の講師の

坪田信貴先生が書いた本です。

物語も面白いですが、

先生の指導のポイントを書いています。

これは、受験生のためだけではなく

会社などの人材育成のためのテクニック

として紹介しています。

心と体の姿勢編

アンファスポジション

相手の顔を真正面に見すえて、

30センチくらいの距離で、目と目が

向かい合うようにする。

まるで母子間の対峙姿勢のようで

信頼関係が築きやすくなる。

オープンポジションとクローズポジション

座る時相手に対し、両手は開いて机の上に置きます。

これをオープンポジション。

腕を組むとクローズポジション。

これがボディランゲージになる。

意図と違うように取られないように

気をつける。

折り目正しく

個人的にはこれは大切だと思う。

人は無意識のうちに

相手と同じような態度をとる傾向に

ある。(ミラーリング)

挨拶を最初と最後にはきちんとするなど

相手が無作法であったり不機嫌で乱暴だったり

しても、こちらはそれと関係なく礼儀を

尽くす。

これは本文中にも出てきましたが

最初、塾に来た時にそのギャルに

先生は折り目正しく挨拶をした時

そのギャル(さやかちゃん)挨拶を

返してきたことから見込みがあると

判断するきっかけにもなった。

このようなことが

「積み木崩し」という不良を更生させる

ためのプログラムの中にも

それはあります。

教えない、支える指導

知識を教えるのではなく、やり方を伝える

本人に試行錯誤(Trial and error)させる

Teach(ティーチ)ではなくcoach(コーチ)

になる。

行動療法的指導

「なぜやらなかったのか」「なぜできなかったのか」

ではなく

「じゃ次はこうしょう。」と

具体的に次はどのような行動をとったら

いいかを伝える。

「なぜ、宿題ができなかったのか?」

ではなく

「帰ったらすぐ机に向かおう」

と言ってみる。

なぜできなかったかを聞いても

仕方がない。

なぜ、できなかったかが

すぐに答えられるなら行動も

すぐ改めてられることが

多いでしょう。

毎日子供を叩いてしまう母親に

「まずは叩くのは週に4回までにして

みましょう。」と提案する。

指導前に生徒や部下を褒める

出会った瞬間、褒められると相手に

心を開きやすくなる。

高いキーでテンション高く話す

「ソの音」がベスト。

少し高めのキーが人の琴線に触れやすい。

生徒や部下を「よく見る」

生徒や部下をよく見るのは、信頼関係を

築くための基本。

見ているようで見ていないことが

多いでしょう。

見るポイントとして

集中しているか?

楽しそうか?

この子ができないと思っている所は?

この子がよくできている所は?

など。

初頭&最新効果、レストルフ効果(孤立効果)

基本的に、記憶には「最初」と「最後」が

残りやすい。

ミスの注意なども長々としていると

相手の集中力はとっくに切れていいる

のに、まるで石像のでも喋っているかの

ような状態になっている。

15分なら長すぎ。記憶の再現率は0%

になる。

説教は5分くらいまでは聞いていられます

5分以上になる場合は笑いや関係ないこと

などを挟んでリセットし新たことに

するとまた、頭に記憶されやすい。

後、マーカーで線や色をつけるのは

同じものの羅列は記憶しにくいから

重畳効果、レフトルフ効果という。

なかなか理解してもらえない場合

先生や上司は「まず理解させよう」と

思わないこと。

「理解する」前に「できる」がないと

「理解しやすい」とはならない。

少しレベルを下げてもの解かしたり

「この手順でやってみて」と誘導したり

して「できる」を増やす。

このことで「理解する」ことができる。

ポイントを3つに絞る。

これも大切なこと。

3で1セットとして数えることは

3つで1セットというには

「絶対に間違えない」最大の単位。

3つがアウトプットには最適である。

「読解」の指導

「こんにちは

私の名前は太郎です」

とこのような文章があれば

これは1日の内で何時ごろなのか

挨拶をしないといけない状況とは

なぜ、苗字は言わないのだろうなど

一つの些細な文を読んで

いろんなことが考察するので

「空気を読む」こともできる。

考えるので集中力もアップする。

まとめ

受験のテクニックと言うより

人を動かすテクニックでしょうか

勉強は誰かがさせるのではなく

自分が主体的になって初めて

成就するのです。

故にティーチ(教える)でなく

コーチであらねばならないということ

です。

ビリギャル 坪田信貴
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