【考察】『モモ』に学ぶ /ミヒャエルエンデ作 ②黙ってきくことの効果

モモモモ
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人の話を黙って聞くなんてことは

とても難しいことですよね。

大ベストセラーの

スティーブン・R・コヴィーの

“7つの習慣“でも

まずは「黙って相手のことを聞く」

といっていますが

まさしく、この本の主人公モモも

ただ、「黙って聞く」ことに

長けている設定なのです。

その効果からか

モモは子供からお年寄りにまで

好かれているキャラクターと

してこの物語の主題を伝える

メッセンジャーとなっています。

あらすじ

【感想文】【あらすじ】①「時間節約こそ幸福への道!」なのか?モモ / ミヒャエルエンデ作 
1943年発行されたドイツの児童文学作品。初めてこの本を読んだのは26〜28歳のことだった。仕事に一生懸命駆け抜けてきたおかげで仕事は充実していたけれど“人生“を考えた時、この生き方...

ある日放浪児としてモモは街の円形劇場に

住み始めます。

モモは劇場に集まってきた人たちの

話を黙って聞いています。

そんな和やかな街に

灰色の紳士がやってきて

人々の時間を奪っていく。

モモはそれを奪い返すために

灰色の紳士をやっつける話。

(超ざっくり言うとねw)

「傾聴」に長けたモモ

モモに話を聞いてもらっていると

ばかな人にきゅうにまともな考えが

うかんできます。

モモがそう言う考えを引き出すようなことを

言ったり質問したりした、

というわけではないのです。

彼女はただじっとすわって

注意ぶかく聞いているだけなのです。

その大きな黒い目は

あいてをじっと見つめています。

するとあいてには

じぶんのどこにそんなものがひそんで

いたかと

おどろくような考えが

すうっとうかびあがってくるのです。

モモ ミヒャエルエンデ作

モモはなにもしない。

ただ、聞いているだけなのに

相手が勝手に納得したり

仲直りしたり

相談しているのに

自分でアイデアがうかんできたり…

答えは

いつも自分の中にあるかのように

相談相手は余計なことを

言わず、

聞いているだけで一人でに答えを

見つけたりする。

“七つの習慣“の

探るな! 解釈するな!

評価するな! 助言するな!

をモモはこのお話の中で

実行しているのですね。

「傾聴」とは相手に時間をあげること

モモは有り余る時間を

話を聞いてほしい人にあげている。

いろいろ意見を言わなくても

その相手のために時間を割ける

ことが一番の思いやりであり

“傾聴“なのでしょう。

まとめます

『モモ』は時間の大切さを教えてくれる

物語ですが

この大切な時間を他人のために

捧げることはなかなかできません。

モモだけではなく

すべての人がほんのちょっとでも

利益を考えないで

時間を他の人にあげることができたら

どうしょうもない孤独から

救ってあげれるのかも知れません。

モモ
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